障がい者雇用枠で応募しているけど不採用が続いている・・・
こんな思いを持っている方いませんか?
今回は障がい者雇用という視点で、企業が求めている人物像の共通点をご紹介します。
①休まず安定して勤務できること
1つ目は、「安定して働けること」が明確であるかどうかです。
これはどの会社も必ず求めるスキルです。
「現在は、体調面は安定しております」という受け答えでは、その安定している理由が分からないため企業は納得しません。大事なポイントは、”客観的な事実”で証明ができるかです。
客観的な事実とは、
・過去(現在)の勤務状況
・就労移行支援の通所状況(通所率)
・企業実習の経験
など、実際にできていたことがわかる理由や根拠のことです。
実体験をもとに振り返ってみましょう。
これには、毎日の生活を健康に送ることが基盤になります。土台をしっかり固めるために、体調チェックをし、体調不良に早めに気付くようにすることが大切です。
また、自身の障害特性を理解することで起こりうる病気の予防・対処に繋がり、安定就労が実現できるようになります。
②良好な人間関係を築けること
2つめは、良好な人間関係を築くことができるかということです。
大半の職場では、一緒に働く人たちとコミュニケーションをとりながら行動することが求められます。
- 仕事ををするうえで「言われたことだけやればいい」「言われていないからやらなくていい」ではなく、積極的に自分から質問をしにいったり、自分の考えを話してみることで、自分を知ってもらい相手を理解することに繋がっていくので、信頼関係も生まれてきます。
- 社会では人との輪を大切にし、他人への協力も惜しまない姿勢も求められます。自己主張を全面に出したり投げやりになったりせずに、相手の立場や行動を理解することも必要です。(=協調性)
また、社内コミュニケーションを円滑に進めるには、報連相(ホウレンソウ)が大事です。業務の相談だけでなく自らの体調も含めて相談をすることで、企業も自分自身も安心して勤務ができるのです。
③できること・できないことが明確であること
企業ごとに、求める業務上のスキルはさまざまです。
その方が仕事をするうえで、何ができて、何ができないのかを一番気にします。
できること・できないことを明確に伝えてもらえると、
・うちの会社だったらこの業務はお任せできそう
・できないことに関してはこんな配慮が必要そうだな
などの判断がしやすくなります。
一方で「お任せしたいことができない」と判断されたら、不採用になります。
不採用=「できないことを求められる会社」であったため、落ち込まずに
再度、自分に会う会社を探して、就職活動を継続していきましょう。
もし3つのことができなかったらどうなるか
ではなぜ、上記で記載した内容が必要になってくるのかを考えていきたいと思います。
会社という組織で働いていくうえで、上記で述べたことが身についていないとどういう問題が生じるのかというと、
生活リズムが整っておらず、身体面の不調や障がいからの影響で体調不良を起こす。
↓
職場の人に自身の状況を伝えることや相談・連絡ができずに体調が優れない状態で働く。ストレスが溜まる。
↓
周囲へ心配や迷惑をかけたと思い、さらに休みがちになったり体調が悪化する。
↓
休職。退職。
となってしまうからです。
まとめ
◆健康管理・障害理解を行い、生活リズムを整える
◆職場の人たちとコミュニケーションを取る。(配慮事項の伝達、積極的な会話など)
◆求められる業務スキルを身に着ける
長く安定して仕事をするために、自分自身・職場で一緒に働く人たちもお互いが快適に仕事ができるように心がけてみてください。